猛威を振るうノロウイルスの感染を防ぐには
手洗い徹底と調理時には要注意しましょう

冬の季節を中心にノロウイルスによる嘔吐(おうと)・下痢などの健康被害が多発しています。ノロウイルスによる感染症及び食中毒の発生を防止するためには,ノロウイルスに関する正しい知識と予防対策等が必要です。
このホームページでノロウイルスに対する正しい知識を持って,予防しましょう!
ノロウイルス 最新ニュース
- [2008.1.10]弁当食べた57人が食中毒 和歌山(産経新聞)
- ノロウイルスで8人が食中毒 神奈川・箱根(産経新聞)
- ノロウイルス:食中毒、106人に 万座プリンス、営業停止 /群馬(毎日新聞)
- ノロウイルス:高齢者福祉施設などで集団感染 /大分(毎日新聞)
ノロウィルスの予防は日ごろの衛生管理が大切です。
猛威を振るうノロウイルスとは
ノロウイルス(Norovirus)は、冬に多発する感染症胃腸炎(非細菌性急性胃腸炎)を引き起こすウイルスの一種。
1968年にアメリカオハイオ州で集団発生したノーウォークが語源で、2002年に学会で命名された。
ノロウイルスは感染力が強く、百個程度のウイルスが入っただけで急速に増殖します。腸内で増え、嘔吐や激しい下痢を起こす。治療薬はなく水分補給などの対症療法しかありません。
通常2~3日で治まるが、高齢者や小児は重症になることがあります。
最近ではカキなどの貝類による食中毒の原因になるほか、感染したヒトの糞便や嘔吐物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染するのがノロウイルスの特徴です。
ノロウイルスによる集団感染は世界各地の学校や養護施設などで散発的に発生している。(写真はノロウイルスを電子顕微鏡で観察・ウィキペディアより引用)
ノロウイルスの特徴
ノロウイルスは、ウイルスの分類上、プラス鎖の一本鎖RNAウイルスに分類される、エンベロープを持たないウイルスである。ウイルス粒子は直径30-38 nmの正二十面体であり、ウイルスの中では小さい部類に属する。電子顕微鏡下では、32個のコップ状のくぼみのある球形の粒子として観察される。小型球形ウイルスという名称はこの形態的特徴に由来し、ウイルス学上での正式なものではないが、食品衛生学分野では用いられることがある。
通常、ウイルスについての詳細な研究を行うには、適切な動物培養細胞を探して感染させ、ウイルスを増殖させることが必要だが、ノロウイルスについては実験室的に増殖させる方法がまだ見つかっていない。このため、検査や治療方法に対する研究が他のウイルスと比べて遅れているのが現状である。
ノロウイルスによる子どもの症状
ノロウィルスは、嘔吐下痢症とも言われています。主にウィルス性の感染性胃腸炎んのことで冬に流行します。潜伏期間は1~3日。
元気だった子どもが突然嘔吐して始まることが多いようです。
吐き気は通常は数時間~2日程度でおさまりますが、下痢は長い場合には1~2週間程度続くこともあります。
吐いたときに気をつけましょう。
吐くのは「今は何も食べたり飲んだりできませんよ」という身体のサインなので、吐いたときには2~3時間は絶食してお腹を休めることが必要です。
食べたり飲んだりしないで吐き気がおさまるまで待ちましょう。
2~3回吐いてもすぐに脱水になるわけではありませんので、のどが渇いても氷のかけらをなめる程度で我慢しましょう。一度にたくさん飲むと、また何度も吐いてしまい、かえって身体の水分や電解質が失われ、脱水が進行してしまうことになります。
下痢のときに気をつけること
吐き気がおさまると下痢がメインになってきます。蹴りをするのはお腹が動き出したというサインで、状態が悪くなってきたということではありません。それにあわせて水分補給をします。
吐き気がなくなったら、飲みたいだけ飲んでかまいません。ただし、牛乳、炭酸飲料、オレンジジュース、ココア、コーヒー、紅茶などは避けましょう。
吐き気がなく、ス便がとれるようになったら次は食べ物です。ウンチの硬さにあわせて、重湯、おかゆ、りんごのすりおろし、うどんなどから柔らかいご飯、普通のご飯へと戻していきましょう。
ジュースや油っぽいもの(脂肪の多い肉や魚なども)、繊維の多い野菜(タケノコ、ゴボウ、レンコン、フキなど)、柑橘類などは避けたほうがいいでしょう。
数日であれば栄養のことはあまり気にせず、お腹を休めることがだいじです。
お腹の痛みには
胃腸炎のときの痛みは周期性があり、吐いたり下痢をしたりするといったん和らぎます。お腹を温めたり、手を当ててさすったりして安心させてあげましょう。
すぐに受診しないといけないときは
脱水症で身体の水分が足りなくなっているときには、点滴などの治療が必要になります。ぐったりしている、肌が乾燥していて汗が出ない、顔が蒼白い、唇が乾いて口の中がベタベタしている、おしっこが少ない、手の甲をつまんだときに皮膚の戻り方が遅いなどの症状があるときには、脱水がかなり進行してきているので、急いで受診する必要があります。
ノロウィルスは、うがいをしたり手を洗ったりして、清潔することも予防のひとつです。